独IFO業況指数、1月は予想以上の悪化 景気停滞へ

Reuters

発行済 2021年01月25日 18:58

更新済 2021年01月26日 00:10

[ベルリン 25日 ロイター] - ドイツのIFO経済研究所が発表した1月の業況指数は90.1と、予想以上に落ち込んだ。新型コロナウイルスの感染第2波で景気の回復がストップした。

ロイターがまとめたエコノミスト予想は91.8だった。2020年12月分は92.2に上方修正された。

IFOのクレメンス・フュースト所長は「コロナ第2波でドイツ経済の回復が一時的に終了した」と述べた。

IFOのエコノミスト、クラウス・ボールラーベ氏は「ドイツ経済は今年、ほぼ自信喪失状態で始まった」と述べ、コロナワクチンの配布遅れが不透明感に拍車をかけていると指摘。第1・四半期は経済が停滞するとの見方を示した。