ドイツの業況、予想を大幅に上回る 2月のIFO指数92.4に上昇

Reuters

発行済 2021年02月22日 19:16

更新済 2021年02月23日 01:45

[ベルリン 22日 ロイター] - ドイツのIFO経済研究所が発表した2月の業況指数は92.4と、市場予想を大幅に上回り、昨年10月以降で最高となった。新型コロナウイルスの流行に伴うロックダウン(都市封鎖)にもかかわらず、製造業の好調が支えた。ロイターがまとめた市場予想は90.5だった。

IFOのクレメンス・フュースト所長は声明で「ドイツ経済はロックダウンにもかかわず、力強い。製造業の強さが主因だ」と述べた。

IFOのエコノミスト、クラウス・ボールラーベ氏は、ドイツ経済が上向いており、製造業の企業マインドが特に改善していると指摘。企業は生産計画を大幅に上方修正しており、製造業の輸出の見通しも改善しているとし、「受注は好調だ」と述べた。