英労働生産性、昨年は0.4%上昇 ロックダウンで低賃金雇用に打撃

Reuters

発行済 2021年04月14日 19:27

[ロンドン 14日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が発表した2020年の国内労働者の時間当たり生産性は0.4%上昇した。

新型コロナウイルス流行に伴うロックダウン(都市封鎖)で比較的低い賃金の雇用が打撃を受ける中、経済全体の生産は10%近く減少したものの、労働生産性は上向いた形となった。

昨年の景気後退では、比較的賃金が高いセクターの労働者は在宅勤務が可能な傾向が強かった。2008─09年の景気後退では高賃金の金融サービスセクターの雇用減が大きかったため、生産性が落ち込んだのとは対照的だ。