米商務長官、中国の産業政策を懸念 「見解の相違への対処」で協力も

Reuters

発行済 2021年06月10日 10:48

更新済 2021年06月11日 02:27

[ワシントン/上海 10日 ロイター] - 米国のレモンド商務長官と中国の王文濤商務相が10日、電話で会談し、レモンド長官は中国の産業政策への懸念を伝えた。

米商務省は、双方が「中国における米国企業の競争条件を公平にする必要性や、米国の技術を不正使用から保護することの重要性」などについて話し合ったと明らかにした。

中国商務省は声明で、米中が両国企業の取引の重要性を認識しており、開かれた対話手段を維持するとした上で、「貿易と投資の健全な発展を促すとともに、見解の相違に対処するため、実際的な方法で協力することで一致した」と表明した。