豪就業者数、5月は予想上回る11.52万人増、失業率も5.1%に低下

Reuters

発行済 2021年06月17日 11:07

更新済 2021年06月17日 13:18

[シドニー 17日 ロイター] - 豪連邦統計局が17日発表した5月の雇用統計によると、就業者数は11万5200人増加し、予想の3万人を大幅に上回る増加だった。フルタイム就業者数も9万7500人の大幅増だった。

失業率は4月の5.5%から5.1%に低下。ロックダウンの影響を受けた昨年7月の7.5%から大幅な改善が続いている。

豪中銀は強い労働市場を歓迎しそうだが、賃金を押し上げ、インフレの持続的な上昇につながるほど労働市場が引き締まるには数年かかるとも考えているだけに、難しい情勢判断を迫られそうだ。

CBAの豪経済担当責任者、ガレス・エアード氏は「最近の海外中銀による発言の変化からすると、豪中銀は非常にハト派的に思える。豪経済が比較的力強いことを考慮すればなおさらだ」と述べた。