Reuters
発行済 2021年07月06日 19:29
[ローマ 6日 ロイター] - イタリア銀行(中央銀行)のビスコ総裁は6日、同国経済は成長が加速しており、向こう2年はこうした力強さが維持されるとの見方を示す一方、小規模銀行のいくつかは今後数カ月以内に危機に直面する可能性があると述べた。
イタリア銀行協会で講演し、「(昨年の大幅な景気後退を受けた)景気回復が強固になっている」と指摘。下半期の「明白な(回復の)強まり」を踏まえ、中銀の今年の成長率予測(5%前後)を確認し、「成長局面は強固になり、向こう2年は維持されるだろう」と述べた。
銀行システムについては、国内銀行は堅固な資本準備を持ち、融資総額に対する新規不良債権比率は1.1%で安定していると指摘。昨年の景気後退を受けて不良債権は向こう数カ月で拡大しそうだとしつつ、政府の支援措置や低金利、良好な経済見通しを背景に拡大幅はこれまでの景気後退後に比べると抑制されるとの見通しを示した。
一方で、一部の小規模銀行は「深刻な脆弱性」を抱えており、数カ月以内に問題に直面する可能性があると警告。「近いうちの銀行危機の可能性を排除できない」とした。
また、問題は小規模銀行にとどまらないと指摘。中銀は「一部の大手および中堅銀行に関する危機の可能性に対し、実行可能な解決策を評価している」と述べた。具体的な銀行名は挙げていない。
が書いた: Reuters
金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある場合は英語版が優先されます。