全国コアCPI、6月は前年比0.2%上昇 エネルギー価格が寄与

Reuters

発行済 2021年07月20日 08:55

更新済 2021年07月20日 09:28

[東京 20日 ロイター] - 総務省が20日発表した6月の全国消費者物価指数(生鮮食品除く、コアCPI)は101.7となり、前年同月比0.2%上昇した。2カ月連続のプラス。携帯電話通信料の引き下げが下押し要因となる一方、ガソリンなどのエネルギー価格が上昇し、指数を押し上げた。

ロイターがまとめた民間予測と一致した。

最も押し下げに寄与した品目は携帯電話通信料。前年同月比27.9%低下し、総合指数の前年同月比に対し0.54ポイントのマイナス寄与となった。

最も押し上げに寄与したの品目はガソリン。前年同月比17.9%上昇し、総合指数の前年同月比に対し0.34ポイントのプラス寄与となった。灯油は同21.4%上昇。0.08ポイントのプラス寄与だった。

このほか火災・地震保険料は同16.4%上昇。過去の災害件数増加に伴って保険料が上昇してきている。

6月の総合指数は前年比0.2%上昇。生鮮食品およびエネルギーを除く総合指数は同0.2%低下した。