小売業販売額、6月は前年比0.1%増 事前予測を小幅下回る

Reuters

発行済 2021年07月30日 09:54

[東京 30日 ロイター] - 経済産業省が30日発表した商業動態統計速報によると、6月の小売業販売額は前年同月比0.1%増の12兆2970億円だった。増加は4カ月連続だが、百貨店やスーパーは前年同月を下回った。小売業販売額の前年対比はロイターの事前予測(0.2%増)を小幅に下回った。

4―6月の四半期累計では36兆4490億円と前年に比べ6.5%増えたが、外出自粛の影響などから戻りは鈍い。政府は、新型コロナウイルスの新規陽性者数が急増する現状を踏まえ、緊急事態宣言の対象区域や期間を見直す構えだが、自粛が長期化すれば再びマイナス圏に沈みそうだ。