韓国GDP、第3四半期は前年比+4.0%に鈍化 消費や投資が低迷

Reuters

発行済 2021年10月26日 08:29

更新済 2021年10月26日 11:09

[ソウル 26日 ロイター] - 韓国中銀が26日発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)速報値は、前年比4.0%増と大幅に鈍化した。輸出は堅調だったが、内需や建設・設備投資が低迷した。

市場予想の4.2%も下回った。第2・四半期は6.0%増で、10年ぶりの伸びだった。

季節調整済み前期比では0.3%増加で、こちらも第2・四半期の0.8%増から鈍化して5年ぶり低水準。ロイターがまとめた市場予想は0.6%増だった。

GDPの約半分を占める個人消費は、第2・四半期の3.6%増から0.3%減に縮小。建設投資も3.0%減、設備投資は2.3%減となった。

一方、輸出は半導体や石油製品などが好調で、1.5%増に回復。第2・四半期は2.0%減だった。

洪楠基(ホン・ナムギ)企画財政部長は「第3・四半期に続いた社会的距離措置の強化、猛暑や原材料価格上昇の影響で、内需の回復は限定されたようだが、輸出が景気を下支えしているようだ」と述べた。