WTO改革、中国が農業補助金の見直し主張 「貿易ゆがめる」

Reuters

発行済 2021年10月28日 17:32

[北京 28日 ロイター] - 中国の王受文商務次官は28日、世界貿易機関(WTO)改革の一環として一部先進国の「大規模な」農業補助金を廃止するよう訴えた。

王氏は記者会見で「農業分野には非常に不公平なルールが存在する。一部の先進国は大規模な農場補助金が認められており、農業貿易をひどくゆがめている」と主張した。

途上国に認められている農業補助金は生産額の10%が上限で、貿易への影響は「ごく限られている」と指摘した。一方、米国などは以前から中国の農業補助金を問題視している。