銀行・信金の貸出平残、10月は+0.9% 地銀で不動産関連が増加

Reuters

発行済 2021年11月09日 09:55

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[東京 9日 ロイター] - 日銀が9日に発表した10月の貸出・預金動向によると、銀行・信金計の貸出平残は前年比0.9%増の577兆8579億円となった。都銀等で減少率が縮小したことに加え、地銀・第二地銀では住宅ローン中心に不動産関連貸出が増え、伸び率が拡大した。

都銀等の貸出平残は0.6%減となり、前月の1.1%減から減少率が縮小した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて予備的に借り入れていた資金の返済が落ち着いたほか、円安の進展で外貨建て貸出の円換算ベースが増えた。