石炭巡る文言修正、中国とインドは説明必要に=COP26議長

Reuters

発行済 2021年11月15日 08:21

更新済 2021年11月15日 13:55

[ロンドン 14日 ロイター] - 国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)のアロック・シャルマ議長は14日、中国とインドは同会議で石炭火力に関する文言修正を推進した理由について途上国への説明が必要になると指摘した。

今回の会議はCOPとして初めて、人為的な地球温暖化の主要因となっている化石燃料の削減を求めた。12日までの開催予定だったが、1日延長され13日に閉幕した。

石炭に依存する途上国や中国の支持を受けたインドが、化石燃料の削減を巡る文言に反発し、表現の修正を要求。これを受け、石炭火力の「段階的廃止(phase out)」ではなく、「段階的削減(phase down)」に向けた努力の加速を各国に要請するという表現に修正された。

シャルマ議長は記者会見で、「中国とインドはこの特定の問題に関して説明が求められるだろう」と述べた。