中国石炭消費、24年ごろピーク 発電部門は後ずれ=政府機関専門家

Reuters

発行済 2021年11月18日 11:51

[北京 17日 ロイター] - 中国生態環境部の研究機関専門家は17日のセミナーで、発電や製鉄、セメント、石炭化学の4部門を含む主要な石炭利用産業の消費は、2024年ごろにピークを迎える可能性があるとの見方を示した。

中国政府は、炭素排出のピークが30年までとし、26年以降は石炭利用を段階的に廃止する公約を掲げている。

これら四つの産業部門の石炭消費は中国全体の86%超に達し、炭素排出量では70%超を占めている。中国は世界最大の石炭消費国であり、最大の温室効果ガス排出国となっている。