独鉱工業受注指数、10月は前月比-6.9% 外需低迷

Reuters

発行済 2021年12月06日 16:47

更新済 2021年12月06日 18:27

[ベルリン 6日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が6日発表した10月の鉱工業受注指数は季節調整済みで前月比6.9%低下した。外需が低迷した。

ロイターがまとめた市場予想は0.5%低下。製造業の見通しが一段と悪化した。

9月改定値は1.8%上昇だった。

自動車など、資本財の外需が低迷した。ドイツの自動車産業は、半導体不足など供給制約で打撃を受けている。

航空機など大型受注の影響を除いたベースでは、1.8%低下だった。

国外からの受注は13%以上減少。特に中国など、ユーロ圏外からの受注が低迷した。国内受注は3.4%増。

VPバンクのアナリスト、トマス・ギッツェル氏は「アジアの新たなロックダウン(都市封鎖)でドイツの製造業が鈍化している」とし、世界的な新型コロナウイルスの流行が、再び世界経済の重しになっていると指摘した。