実質消費支出、10月は3カ月連続減 下落和らぐ

Reuters

発行済 2021年12月07日 09:10

更新済 2021年12月07日 09:55

[東京 7日 ロイター] - 総務省が7日発表した10月の家計調査によると、2人以上の世帯の実質消費支出は28万1996円となり、物価変動の影響を除いた実質で前年比0.6%減少した。3カ月連続のマイナスとなったが、緊急事態宣言の解除で消費の下落幅は前月から縮小。ロイターの事前調査の予想(同0.6%減)と一致した。

一方、新型コロナウイルス感染者の状況が落ち着いていたため、前月比でみると消費は回復した。季節調整済み実質消費支出は前月比3.4%増で、2カ月連続のプラスとなった。

前年比で減少に寄与した品目は、テーブル・ソファーや電気洗濯機などの家庭用耐久財、国内パック旅行費などの教養娯楽サービスだった。一方、航空運賃や鉄道運賃などの交通、弁当や冷凍調理食品などの調理食品は増加に寄与した。

また、飲酒を含む外食支出は前年比で4.0%減少したが、先月20.1%の落ち込みからは下げ幅を縮小した。

内閣府の担当者は「コロナの影響は弱まりつつある」とする一方、新型コロナの新しい変異株「オミクロン株」の影響で不透明な状況もあり、引き続き注視していく考え。