米GDP確報値、第3四半期は2.3%増に上方修正 オミクロンで見通しに影

Reuters

発行済 2021年12月23日 00:10

更新済 2021年12月23日 00:45

[ワシントン 22日 ロイター] - 米商務省が22日に発表した第3・四半期の実質国内総生産(GDP)確報値(季節調整済み)は年率換算で前期比2.3%増と、改定値の2.1%増から上方改定された。

ただ、伸びは前四半期の6.7%から大きく減速し、2020年第2・四半期以来の低い伸びにとどまった。世界的なサプライチェーンの制約に伴う自動車などの商品不足や、家計や企業向けなどの政府のコロナ支援金策縮小が重しとなった。

8月終盤に、米メキシコ湾の石油関連施設などに被害をもたらした大型ハリケーン「アイダ」も圧迫要因となった。

ロイターのまとめたエコノミスト予想は2.1%増だった。