台湾輸出受注、12月は過去最高 供給網に不透明感

Reuters

発行済 2022年01月20日 19:11

[台北 20日 ロイター] - 台湾経済部が20日発表した2021年12月の輸出受注は、予想以上に増加し過去最高となった。ハイテク関連需要が引き続き旺盛だった。

ただ経済部は、供給網を巡る不透明感が見通しに悪影響を及ぼす可能性があると指摘した。

12月の輸出受注は前年比12.1%増の679億ドル。ロイターがまとめた予想中央値8%増を上回った。増加は22カ月連続。

地域別では、米国からの受注が16.9%増で、11月の10.8%増から大幅に加速した。中国からの受注は4.5%増。11月は25.3%増だった。

欧州からの受注は8.2%増。日本からの受注は5.8%減。

経済部は、供給網の問題は緩和が続いており、ノートブックパソコンや5Gなどのハイテク製品の需要が堅調だったと説明した。

通信機器とエレクトロニクス製品の受注は過去最高を記録。例年12月はクリスマス商戦の終了で受注が低迷する傾向があるが、「活発な」需要があったという。