米中古住宅仮契約指数、12月は3.8%低下

Reuters

発行済 2022年01月28日 01:23

[27日 ロイター] - 全米リアルター協会(NAR)が27日に発表した2021年12月の中古住宅販売仮契約指数は前月比3.8%低下の117.7となり、2カ月連続で低下した。物件在庫が記録的に少ないことが響いた。市場予想は0.2%低下だった。地域別では4地域全てで低下した。

12月の前年同月比は6.9%低下だった。

NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は「住宅供給の減少により消費者の選択肢が非常に少なくなったため、中古住宅仮契約は21年終盤に向けて弱まった」と指摘した。

中古住宅の深刻な不足が販売の足かせとなっている。住宅ローン金利が上昇し、住宅価格の高騰と相まって購入のハードルが高くなっているが、住宅需要は今年も堅調に推移すると予想されている。