ユーロ圏総合PMI、2月速報は5カ月ぶり高水準 予想上回る

Reuters

発行済 2022年02月21日 19:22

更新済 2022年02月21日 20:09

[ロンドン 21日 ロイター] - IHSマークイットが21日発表した2月のユーロ圏の総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は55.8で、5カ月ぶり高水準だった。ロイター調査の予想52.7を大幅に上回った。1月は52.3だった。

コロナウイルス関連の規制が緩和され、サービス部門が後押しされた。

キャピタル・エコノミクスのアンドリュー・ケニングハム氏は「総合PMIの急上昇は、冬のコロナ関連の低迷から経済活動が大幅に回復したことを示唆している」と述べた。

「ユーロ圏経済は第1・四半期に妥当なペースで拡大し、旅行関連の復活で今後2四半期に伸びが加速するだろう」と述べた。

サービス部門PMIは55.8で前月の51.1から5カ月ぶり高水準に上昇。ロイター調査の予想は52.0だった。

製造業PMIは58.7。ロイター調査の予想は58.4だった。生産指数は前月の55.4から55.6に小幅上昇した。

経済が再開し、新型コロナの世界的流行の最悪期は終了したとの見方から、楽観的見方は幅広く改善。サービス業の期待指数は67.2から68.7に上昇した。