独1月生産者物価指数、前年比25%上昇 エネルギー価格が押し上げ

Reuters

発行済 2022年02月22日 01:22

[ベルリン 21日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が21日発表した1月の生産者物価指数(PPI)は前年同月比25%上昇した。大幅な伸びは4カ月連続で、エネルギー価格の上昇が主な要因。

ロイターがまとめたアナリスト予想では24.2%の上昇となっていた。

前月比では2.2%上昇した。過去最高だった12月の5%からは減速した。

エネルギー価格は前年比66.7%上昇した。

エネルギーを除いたPPIは前年比12%の上昇だった。

コメルツ銀行のエコノミストは、PPI高進はインフレ圧力が高い状態がまだ続くことを示唆するとし「(消費者」)物価上昇率は秋になっても5%前後で推移すると予想する」と述べた。

LBBWのアナリストも、小売業者がPPI上昇圧力の少なくとも一部を最終消費者に転嫁するとの見方を示した。

ドイツのIFO経済研究所は、今年の平均消費者物価指数(CPI)上昇率を4%と予想している。

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