実質GDP、10─12月2次速報は1.1%増に下方修正 外食・運輸下振れ

Reuters

発行済 2022年03月09日 09:15

更新済 2022年03月09日 09:54

[東京 9日 ロイター] - 内閣府が9日公表した2021年10-12月期実質国内総生産(GDP)2次速報は前期比1.1%増(年率4.6%増)と1次速報の1.3%増(同5.4%増)から下方修正された。外食・運輸・ソフトウエア投資の伸びが1次速報時点での推計を下回ったのが主な要因。ロイター集計の民間予測中央値1.4%増を下回った。

<ソフト関連設備投資も下振れ>

家計最終消費が1次速報の2.8%増から2.5%増に修正されたほか、設備投資も0.4%増から0.3%増に下方修正された。1次速報段階では統計が公表されておらず推計値を利用していた12月の外食や鉄道輸送は、実績値が推計値を下回った。設備投資も同様のソフトウエア関連が推計を下回った。

政府最終消費支出も0.3%減から0.4%減、輸出も1.0%増から0.9%増にそれぞれ引き下げられた。