独仏、ロシア産ガスのルーブル払い拒否 「恐喝に屈せず」

Reuters

発行済 2022年03月31日 23:22

更新済 2022年04月01日 00:45

[ベルリン 31日 ロイター] - 独仏は31日、天然ガスの代金をルーブルで支払う必要があるとするロシアの要求は容認できない契約違反として拒否する姿勢を示した。

ロシアのプーチン大統領はこの日、外国の買い手は4月1日からロシア産天然ガスの代金をルーブルで支払う必要があるとする法令に署名した。

ドイツのハベック経済相は記者会見で、プーチン大統領が署名した法令はまだ確認していないとしながらも、ドイツにはロシア産天然ガスの供給停止を含むあらゆる事態に対応する用意があると述べた。

その上で、天然ガスの支払いをルーブル建てで行うよう要求することで西側諸国を分断しようとするロシアの試みは失敗したと強調。「契約が尊重されることが極めて重要であり、プーチン氏に恐喝されるようなシグナルを出さないことが重要だ」と語った。

フランスのルメール経済・財務相も、独仏はロシアの要求を拒否すると述べた。