英GDP、年末にかけて2四半期連続マイナスへ=国立経済研

Reuters

発行済 2022年05月11日 14:54

[ロンドン 11日 ロイター] - 英国立経済社会研究所(NIESR)は11日、国内総生産(GDP)成長率が第3・四半期にマイナス0.2%、第4・四半期にマイナス0.4%になるとの予測を発表した。2四半期連続のマイナス成長はテクニカルな狭義では景気後退を意味する。

食品とエネルギーの支出が住宅コストを除いたベースで可処分所得をまもなく上回るようになる家計は約150万世帯とし、英国全体の約5%に上ると推計した。

ロシアのウクライナ侵攻が今年の世界全体の総生産に及ぼす打撃は1兆5000億ドルと、オーストラリアの経済規模にほぼ匹敵すると推定。これが世界経済を1.1%下押しするとの見通しを示した。