街角景気5月は3カ月連続の改善、人出回復で 物価高には懸念の声も

Reuters

発行済 2022年06月08日 14:36

更新済 2022年06月08日 18:27

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[東京 8日 ロイター] - 内閣府が8日に発表した5月の景気ウオッチャー調査で、景気の現状判断DIは前月比3.6ポイント上昇し54.0となった。経済活動が正常化に向かう中で人出の回復がプラスに寄与し指数は3カ月連続で改善、内閣府は基調判断を2カ月ぶりに引き上げた。ただ、一部では物価上昇や供給不足などへの懸念も声も出ている。

現状判断DIの構成項目は全て上昇、家計動向関連DIは4.2ポイント、企業動向関連DIは3.0ポイント、雇用関連DIは0.3ポイントそれぞれ上昇した。

調査対象からは「大型連休には県外客や帰省客が増え、土産を購入する客が多く見受けられた」(九州=百貨店)といった指摘があった。連休後も「ショッピングなど外出に対する抵抗感が薄れている」(同)いう。