米財務長官、IRS向け800億ドルの予算要請 業務負担軽減へ

Reuters

発行済 2022年06月08日 14:48

[ワシントン 7日 ロイター] - イエレン米財務長官は7日、内国歳入庁(IRS)の業務負担軽減などのために800億ドルの予算を承認するよう議会に求めた。

イエレン氏は上院公聴会で、納税申告の処理が遅れたり、高所得者の複雑な税務調査を行うのに必要な人材が不足するなど、IRSはさまざまな問題を抱えていると指摘した。

IRSを巡っては民主党のロバート・ケーシー上院議員が、裕福な個人事業主に対する税務調査がほぼ停止されている一方で、低所得の勤労所得税額控除(EITC)受給資格者は5倍も税務調査を受けやすいと指摘している。