投資家は仮想通貨のあり得ないリターン約束に警戒を=米SEC委員長

Reuters

発行済 2022年06月15日 13:55

[ワシントン 14日 ロイター] - 米証券取引委員会(SEC)のゲンスラー委員長は14日の業界イベントで、暗号資産(仮想通貨)貸し出しのプラットフォーム業者や関連商品が約束する高いリターンについて、投資家は「話がうますぎて本当とは思えない」と警戒すべきだと訴えた。

ゲンスラー氏は、プラットフォーム業者が銀行であるかのように振る舞っている事例が最近、改めて顕在化したと指摘。しかし、そうした業者は7%や4.5%のリターンをうたっているとし、「現在の市場環境で一体誰がそんな高リターンを提供できるというのか」と批判した。こうした業者がほとんど必要な開示をしていないことも指摘した。