世界のリセッション回避に「懐疑的」=世銀チーフエコノミスト

Reuters

発行済 2022年06月30日 00:26

更新済 2022年06月30日 00:36

[マドリード 29日 ロイター] - 世界銀行のチーフエコノミスト、カーメン・ラインハート氏は、急伸するインフレや急激な金利上昇、中国の成長鈍化を考慮すると米国および世界各国がリセッション(景気後退)を回避できるかどうかは懐疑的だと述べた。

ロイターとのリモートインタビューで、インフレ抑制とソフトランディング(軟着陸)を同時に実現することは歴史的に見て難しく、リセッションのリスクが現時点での「ホットな話題」であることは明らかと指摘。米連邦準備理事会(FRB)による利上げなどに言及し「あらゆるリスクが下向きに積み重なっていることを皆が懸念している」と語った。