英総合PMI、6月改定値は53.7に上方修正 インフレが重し

Reuters

発行済 2022年07月05日 19:01

[ロンドン 5日 ロイター] - S&Pグローバル/CIPSの6月の英総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は53.7で、速報値の53.1から小幅に上方修正された。5月も53.1だった。

高インフレが新規受注の重しとなっており、景気後退に対する懸念が浮上している。

サービス部門のPMIは54.3。速報値の53.4から上方修正された。

S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのエコノミクスディレクター、ティム・ムーア氏は「6月のサービス業は引き続き拡大モードだったが、高インフレの継続で裁量的支出が減少し始めており、需要予測全般に悪影響が出ている」と指摘した。

新規受注の伸びは2021年初め以来の低水準。受注残の処理が経済活動全体の支援要因となった。