中国自動車販売、6月は前年比24%増 通年予想は3%増に下方修正

Reuters

発行済 2022年07月11日 16:53

更新済 2022年07月11日 19:10

[上海 11日 ロイター] - 中国の自動車業界団体、中国汽車工業協会(CAAM)が11日公表した6月の国内自動車販売台数は4カ月ぶりに増加した。新型コロナウイルス規制が緩和される中、当局が減税と補助金で自動車購入を後押しした。ただ2022年の販売数予想は下方修正した。

6月の販売台数は前年同月比23.8%増の250万台。今年上半期の販売台数は前年同期比6.6%減少した。

6月は前月比では34.4%増だった。

電気自動車などの新エネルギー車は前年比129.2%増となった。

CAAMは今年の販売台数を前年比3%増の2700万台と予想し、昨年12月に示した2750万台(5.4%増)から引き下げた。21年は4.4%増、20年は1.9%減だった。

商用車の需要低迷が下方修正の要因と説明し、商用車の販売台数は16%減の400万台と予想した。

CAAMによると、販売促進策は商用車の需要にはほとんど寄与しておらず、物流やインフラといった国の支援がさらに必要なセクターの回復を待っている状態だ。