米ゴールドマン、第2四半期48%減益も予想上回る 人員削減を警告

Reuters

発行済 2022年07月18日 23:51

更新済 2022年07月19日 04:54

[18日 ロイター] - 米ゴールドマン・サックスが18日発表した第2・四半期決算は利益が48%減少したものの、市場予想は上回った。投資銀行部門が低調だったが、市場のボラティリティーが高まる中で堅調に推移した債券取引が相殺した。

機関投資家の金融商品売買を仲介するグローバル・マーケッツ部門の収入は32%増の64億7000万ドル。債券やコモディティーのトレーディング収入が55%増、株式のトレーディング収入が11%増となった。

一方、投資銀行部門の収入は株式や債券の引受業務やM&A(企業の合併・買収)助言業務などが落ち込み、41%減の21億4000万ドルだった。

全体の純収入は23%減の118億6000万ドル。利益はほぼ半減の28億ドル(1株当たり7.73ドル)だった。

資産運用部門の純収入は79%減の10億8000万ドルだった。

一方、コンシューマー・アンド・ウェルスマネジメント部門の純収入は25%増の21億8000万ドル。管理手数料やクレジットカード残高が増加した。

純金利収入は6%増の17億3000万ドルだった。