独コメルツ銀行、第2四半期は黒字転換 金利上昇が寄与

Reuters

発行済 2022年08月03日 15:17

更新済 2022年08月03日 16:27

[フランクフルト 3日 ロイター] - ドイツのコメルツ銀行が3日発表した第2・四半期決算は予想を上回る黒字に転換した。金利上昇が寄与した。今年の利益目標を達成可能との見方も示した。

純利益は4億7000万ユーロ(4億7860万ドル)。前年同期はリストラ費やアウトソーシング(外部委託)計画の評価損が響き5億2700万ユーロの赤字だった。同行がまとめた純利益の市場予想は3億7000万ユーロ。

ウクライナ戦争関連で2億2800万ユーロの費用を計上した。

コメルツ銀行では2021年初めに就任したマンフレッド・クノッフ最高経営責任者(CEO)が支店閉鎖や1万人の人員削減を含む20億ユーロ規模の事業再構築(リストラクチャリング)を実施。今回の黒字転換につなげた。