第2四半期のフィリピンGDP、前年比+7.4%に鈍化 予想下回る

Reuters

発行済 2022年08月09日 11:26

更新済 2022年08月09日 15:10

[マニラ 9日 ロイター] - フィリピン統計局が9日発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)は前年比7.4%増加し、伸び率は前期の8.2%から鈍化した。高インフレが個人消費を圧迫した。

伸び率はロイター調査のエコノミスト予想(8.6%)を下回った。

前期比(季節調整済み)では0.1%縮小した。

国家経済開発庁(NEDA)のバリサカン長官は、過去3四半期で最も低い成長率だが、アジアでは2番目に高い伸びだったと指摘した。建設業と個人消費などが押し上げたと説明した。

景気回復は引き続き堅調だとし、第2・四半期の実績は6.5─7.5%の今年の成長率目標に合致していると述べた。