Reuters
発行済 2022年08月17日 08:59
更新済 2022年08月17日 10:18
[東京 17日 ロイター] - 内閣府が17日発表した6月の機械受注統計によると、設備投資の先行指標である船舶・電力を除いた民需の受注額(季節調整値)は前月比0.9%増、前年比6.5%増となった。4━6月期は前期比8.1%増、先行き7━9月期は1.8%減で、中国経済の動向や感染症再拡大の影響などが警戒されている。
6月は2カ月ぶりのプラスとなったが、ロイターの事前予測調査(前月比1.3%増)は下回った。トレンドをみる上で参考にしている3カ月移動平均がプラスとなっていることから、内閣府は機械受注の基調判断を「持ち直しの動きがみられる」で据え置いた。
製造業は前月比5.4%増の4765億円で2カ月ぶりに増加した。17業種中10業種が増加し、7業種が減少。最もプラスに寄与した業種は「電気機械」。「その他製造業」や「化学工業」もプラスに寄与した。
非製造業(除く船舶・電力)は同0.004%減の4498億円と、2カ月連続で減少。業種では「建設業」、「情報サービス業」などがマイナスに影響した。
外需は前月比4.6%減の1兆5410億円で、2カ月連続で減少した。
<7─9月期、感染症や中国経済など警戒>
四半期では、4─6月は前期比8.1%増と2期ぶりのプラスとなった。製造業は同9.1%増と5期連続で増加。非製造業は7.6%増と2期ぶりに増加した。
7━9月期見通しは全体で前期比1.8%減と、2期ぶりに減少する見通し。製造業は同4.5%減、非製造業が1.5%減とともに落ち込みが予想されている。
調査は6月末に行われたもので、感染症「第7波」の影響はそれほど含まれていないという。内閣府の担当者は「中国経済はロックダウン(都市封鎖)解除後もそれほど調子は良くない」とし、先行きに影響してくる可能性を指摘した。
機械受注統計は機械メーカーの受注した設備用機械について毎月の受注実績を調査したもの。設備投資の先行指標として注目されている。
*内閣府の発表資料は以下のURLでご覧になれます。
https://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/juchu/menu_juchu.html
※過去の関連記事は[JPMORD=ECI]をダブルクリックしてご覧下さい。
が書いた: Reuters
金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある場合は英語版が優先されます。