豪賃金、第2四半期は8年ぶり高い伸び 予想には届かず

Reuters

発行済 2022年08月17日 11:44

更新済 2022年08月17日 12:27

[シドニー 17日 ロイター] - オーストラリア連邦統計局が17日発表した第2・四半期の賃金価格指数は、人手不足が深刻化し失業率が歴史的な低水準となる中で、約8年ぶりの高い伸びを示した。だが、市場予想には届かず、インフレ率を大きく下回った。

伸び率は前期比0.7%で、予想の0.8%に届かず。前年比では2.6%と、前四半期の2.4%から加速したが、予想の2.7%を下回った。

民間部門は前年比2.7%、公的部門は2.4%、それぞれ上昇した。

予想を下回る賃金の伸びを受け、オーストラリア準備銀行(中央銀行)による利上げペースの抑制が後押しされる可能性がある。

市場では9月の50ベーシスポイント追加利上げの予想が後退。発表後に豪ドルは0.5%下落し、0.6992米ドルとなった。