米中古住宅販売、7月は5.9%減 約2年ぶり低水準

Reuters

発行済 2022年08月19日 00:37

更新済 2022年08月19日 02:09

[ニューヨーク 18日 ロイター] - 米リアルター協会(NAR)が18日に発表した7月の米中古住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比5.9%減の481万戸となり、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)のロックダウン(都市封鎖)で落ち込んでいた2020年以来約2年ぶりの低水準となった。パンデミックの期間を除くと15年11月以来の低水準となり、6カ月連続で減少、13年以降で最長となった。

ロイターがまとめたエコノミスト予想は489万戸だった。前年同月比は20.2%減った。

販売は4地域全てで減少した。

7月の販売価格の中央値は前年同月比10.8%上昇の40万3800ドル。価格は高止まりしているものの、米連邦準備理事会(FRB)の積極的な金融引き締め策が住宅需要を抑制していることが一段と明らかになった。

価格中央値の伸び率は2年ぶりの低さだったが、価格は6月に上昇して7月に下がるのが通例だ。