Reuters
発行済 2022年08月30日 11:56
[ロンドン 30日 ロイター] - 英産業連盟(CBI)が30日公表した四半期調査によると、英企業のビジネス・プロフェッショナルサービス部門で過去3カ月間におけるコスト上昇幅が過去最高を記録した。インフレの逆風で一段の需要の落ち込みが予想されることから、今後の見通しが悲観的となっている。
企業全般の楽観度は、消費者サービスと企業サービスともに新型コロナウイルス被害が深刻だった2020年5月以来最も弱まっている。
CBIの経済調査責任者、シャーロット・デンディ氏は「過去3カ月にサービス部門で前向きな兆候はわずかだった。インフレ加速で家計や全企業部門に打撃が生じている。サービス部門も変わらない」と述べた。
英国立統計局(ONS)が17日発表した7月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比10.1%上昇した。イングランド銀行(英中央銀行)は、インフレ率が10月に13%を超えてピークに達するとみている。10月は家計向けエネルギー価格が80%引き上げられ、年平均3549ポンド(4169ドル)となる。
CBIによると、値上げ幅は消費者サービス部門が06年以来最大、ビジネス・プロフェッショナルサービス部門は過去20年超で最大となったが、それでも利益率は縮小した。
CBIの調査は7月26日から8月15日の期間に199社を対象に実施した。
が書いた: Reuters
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