ユーロ圏総合PMI、8月改定48.9 2カ月連続で50割れ

Reuters

発行済 2022年09月05日 17:35

[ロンドン 5日 ロイター] - S&Pグローバルが5日発表した8月のユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は48.9と、18カ月ぶりの低水準だった。

2カ月連続で好不況の分かれ目となる50を下回った。生活費危機と厳しい経済見通しで消費者が購入に慎重になり、需要が減少した。

速報値の49.2から下方修正された。7月は49.9だった。

S&Pグローバルのチーフビジネスエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「2カ月連続で業況が悪化したことで、第3・四半期の域内総生産(GDP)が縮小する可能性が高まった」と指摘。

「8月は生産の減少ペースが増した。最近のインフレ高進と経済見通しを巡る不透明感拡大を背景に企業と家計が支出を縮小した」と述べた。