ＥＵ、ロシア産ガス価格上限を討議 9日にエネルギー相会合
Reuters
発行済 2022年09月07日 00:09
更新済 2022年09月07日 00:19
[マドリード ６日 ロイター] - スペインのリベラ・エネルギー相は６日、欧州連合（ＥＵ）エネルギー相が９日に会合を開き、ロシア産天然ガス価格に上限を設ける案について協議すると明らかにした。
リベラ氏によると、ＥＵの執行機関である欧州委員会は、パイプラインと海上輸送の双方で供給されるロシア産天然ガスにＥＵ加盟国が支払う代金に上限を設ける案を配布した。
ロイターが入手した草案によると、輸入された天然ガスのほか、発電用天然ガスの価格に上限を設定する案や、天然ガスを燃料に使う発電所を電気料金を設定するシステムから一時的に外す案などが検討される。
リベラ氏はこのほか、スペインとフランスを結ぶ新たな天然ガスパイプラインの建設案も討議される可能性が高いと述べた。
新パイプライン敷設を巡っては、ドイツのショルツ首相が先月、ロシアに対するエネルギー依存から脱却するためにポルトガルからスペイン、フランスを経由して中欧に至るパイプラインの建設を強く主張。一方、フランスのマクロン大統領は前日、ピレネー山脈を横断する既存のパイプライン２本が十分に活用されていないため、新たなパイプライン建設は必要ないとの考えを示した。
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が書いた: Reuters
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