独PPI、8月も前月・前年比で過去最大の伸び エネルギー高騰で

Reuters

発行済 2022年09月20日 15:37

更新済 2022年09月20日 17:18

[ベルリン 20日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が20日発表した8月の生産者物価指数(PPI)はは前年同月比45.8%、前月比7.9%上昇し、いずれも統計開始以来で最大の伸びとなった。アナリスト予想も大きく上回った。

エネルギー価格の高騰が続いていることが背景にある。

ロイター調査のアナリスト予想は前年比37.1%上昇、前月比1.6%上昇だった。

7月PPIは前年比37.2%上昇、6月は32.7%上昇だった。

8月のエネルギー価格は前年比139%、前月比20.4%上昇した。

LBBWのエコノミスト、Jens-Oliver Niklasch氏は石油やガスだけでなく、電力もコストの急上昇が見られると指摘した。

電力の生産者物価は前年比174.9%、前月比26.4%上昇した。

エネルギーを除いた8月PPIは前年比14%の上昇だった。