「恐怖指数」先物、米株市場の売り圧力拡大を示唆

Reuters

発行済 2022年09月22日 08:54

[ニューヨーク 21日 ロイター] - 米国株投資家の不安心理を示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(恐怖指数、VIX)に連動する先物が21日の取引で、市場の売り圧力拡大を示す歴史的なシグナルを発した。ただ、このシグナルは時折、市場の反発にも先行してきた。

連邦公開市場委員会(FOMC)結果を受けた米株市場の下落を受け、VIX先物10月限は11月限を0.28ポイント上回り、スプレッドが6月半ば以来の水準に拡大した。

VIX先物は数カ月先のボラティリティー見通しを反映し、通常は期近物が期先物と比べ相対的に割安となり、右上がりの曲線を描く。

これが逆転すると、投資家が短期的なイベントへの懸念を強めていることを示す。