中国第3四半期GDP、前年比+3.9%と予想以上に回復 リスクも

Reuters

発行済 2022年10月24日 11:26

更新済 2022年10月24日 13:18

[北京 24日 ロイター] - 中国が24日発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)伸び率は前年比3.9%と、第2・四半期の0.4%から加速し、市場予想の3.4%を上回った。

予想以上のペースで景気が回復したが、来年にかけて力強い回復を促す政府の取り組みにとって、厳格な新型コロナウイルス規制や不動産危機の悪化、世界経済後退のリスクが逆風となる。

GDP統計は18日に当初発表される予定だったが、共産党大会閉幕後に延期された。

習近平共産党総書記(国家主席)は23日、記者団に対し「中国経済の強靱性、潜在力、余裕は大きい」とし、「その強力なファンダメンタルズは変わらず、長期にわたって良好な軌道にとどまるだろう」と述べた。