Reuters
発行済 2022年10月26日 02:29
[25日 ロイター] - 米連邦預金保険公社(FDIC)が25日に発表した新たな調査によると、当座預金口座や普通預金口座を保有していない米世帯の割合は昨年、金融危機以来最低の水準に低下した。
米1億3250万世帯のうち、銀行口座未保有の割合は21年でわずか4.5%(約590万世帯)。19年から約1%ポイント低下し、09年の調査開始以来最低となった。
FDICによると、口座未保有割合の低下は米世帯全体の社会経済的な向上、特に収入と教育の向上が要因という。
過去15カ月間のある時点では銀行口座を保有していなかったものの、最近口座を開設し、調査実施時には保有していた世帯の3分の1は、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)が発生した20年3月以降に失業手当や景気刺激策の政府給付金を受け取ったことが銀行口座の開設につながったと回答した。
また、アフリカ系やヒスパニック系の世帯は、どの所得水準でも白人の世帯より銀行口座を持たない傾向が強いことが示された。
銀行口座を保有していない世帯の21%以上が最低残高要件を満たすだけの資金がないと答えたほか、13.2%が口座を持たない主な理由として銀行に対する不信感を挙げた。
が書いた: Reuters
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