M&Aの標的候補と積極的に関係構築すべき=JPモルガン

Reuters

発行済 2022年10月27日 14:04

[ニューヨーク 26日 ロイター] - 米金融大手JPモルガン・チェースの合併・買収(M&A)部門グローバル共同責任者、アヌ・アイエンガー氏は26日、ニューヨークで開かれた会議で、買収を検討している企業はM&A活動が停滞している今こそ、状況が改善した際に買収を実行する準備を整えるため、標的となる可能性のある企業との間で積極的に関係を構築すべきとの見方を示した。

アイエンガー氏によると、M&A活動は企業の評価額や金利、インフレ、景気後退観測、消費需要、規制といった要因を巡る不確実性に直面し、停滞している。しかしそうした現在の局面は「売り手が身売りを決めたときにいつでも最初に連絡してもらえるように、先を見越して関係構築を始めるために接触する」理想的なタイミングだと述べた。