米労働生産性改定値、第3四半期は0.8%上昇 労働コスト高止まり

Reuters

発行済 2022年12月08日 00:09

更新済 2022年12月08日 00:45

[ワシントン 7日 ロイター] - 米労働省が7日発表した2022年第3・四半期の非農業部門の労働生産性改定値は年率換算で前期比0.8%上昇と、先月に発表された速報値の0.3%上昇から上方改定された。上昇は3四半期ぶり。ロイターがまとめた市場予想(0.6%上昇)も上回ったが、トレンドは依然として弱く、労働コストは高止まりしている。

労働生産性の前年同期比は1.3%低下。速報値は1.4%低下だった。前年同期比での低下は3四半期連続。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の影響により、労働者構成が大きく変化したため、生産性の測定が難しくなっている。

単位労働コストは2.4%上昇。速報値は3.5%上昇だった。前年同期比は6.1%上昇から5.3%上昇に改定された。