独GDP、第4四半期0.2%減 個人消費低迷で景気後退の兆し

Reuters

発行済 2023年01月30日 18:48

更新済 2023年01月30日 20:18

[ベルリン 30日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が30日発表した2022年第4・四半期の国内総生産(GDP)速報値は調整後の前期比で0.2%減少した。個人消費の低迷が主因。当初懸念されたほど深刻でないものの、リセッション(景気後退)に向かっている兆候を示した。

ロイターがまとめたアナリストの予想は横ばいだった。

第3・四半期は前期比0.5%増に上方改定された。

今年第1・四半期も大方の予想通り前期比マイナスとなれば2四半期連続の縮小でリセッション入りとなる。

VPバンクのチーフエコノミスト、トマス・ギッツェル氏は「当初の予想ほどではないが、冬になって状況は厳しい。深刻な不況はないと見られるが、浅いリセッションの可能性はなおある」と述べた。

個人消費の減少が第4・四半期GDPを下押しした。