Reuters
発行済 2023年01月31日 17:13
更新済 2023年01月31日 22:54
[ベルリン 31日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が31日発表した12月の小売売上高指数は、物価調整後ベースで前月比5.3%低下と、予想外に低下した。
高インフレがクリスマス商戦の重しとなったほか、エネルギー危機で景気が減速するとの懸念が再燃した。
ロイターがまとめた市場予想は0.2%上昇だった。
INGのエコノミストは、「小売売上高の急低下は、労働市場が堅調でも、高インフレと個人消費の落ち込みは防ぐことができないことを示す」と述べた。
12月の小売売上高指数は前年比では6.4%低下。
VPバンクのチーフエコノミスト、トマス・ギッツェル氏は、個人消費が低迷しており、今後も低迷が続くと指摘。今四半期の経済生産をさらに圧迫するとの見方を示した。
ドイツ小売業連盟(HDE)は、今年の増収率は名目で2%増、実質は3%の減を見込んでいる。HDE幹部は31日、「厳しい状況のなか今年の小売業はよく持ちこたえているが、やや失速しつつある」と述べた。
HDEの調査によると、調査対象となった小売企業の半数が現状に満足と答え、悪いとの考えは25%程度となった。
が書いた: Reuters
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