NY証取の親会社ICE、第4四半期利益が予想下回る 金利上昇で

Reuters

発行済 2023年02月03日 12:58

[ニューヨーク 2日 ロイター] - ニューヨーク証券取引所(NYSE)の親会社インターコンチネンタル・エクスチェンジ(ICE)が2日発表した第4・四半期決算は利益が市場予想をわずかに下回った。

金利上昇が住宅ローン・ソフトウェア事業の重しとなったほか、エネルギー・金融先物の取引が減少した。

NYSEでは先月24日、システム障害により、取引開始直後に多数の銘柄の取引が一時停止され、250以上の銘柄の取引が無効となった。ICEによると、NYSEの会員が損害賠償を請求しており、規制当局から追加の措置を求められる可能性があるという。

ICEの第4・四半期の純利益は、合併・買収(M&A)費などの一時項目を除くベースで1株当たり1.25ドル。リフィニティブがまとめた市場予想を0.01ドル下回った。

ICEの住宅ローン・オリジネーション事業は、米連邦準備理事会(FRB)の積極利上げで打撃を受け、収入が前年比28%減の2億4900万ドルとなった。