鉱工業生産1月は4.6%低下、車と半導体落ち込み3カ月ぶりマイナス

Reuters

発行済 2023年02月28日 09:02

更新済 2023年02月28日 10:28

[東京 28日 ロイター] - 経済産業省が28日公表した1月の鉱工業生産指数速報は前月比4.6%低下の91.4だった。マイナスは3カ月ぶり。上海のロックダウン(都市封鎖)の影響を受けた昨年5月以来の低水準で、マイナス幅も同月以来の大きさだった。部材不足で自動車、スマートフォン需要の落ち込みで半導体や製造装置が特に減少した。

生産の基調判断は「弱含んでいる」で据え置いた。2月と3月の生産予測指数はプラスを見込んでいる。

<半導体製造装置で納期延期>

ロイターが集計した1月の民間予測は同2.6%低下で、これを下回った。15業種中12業種で前月比でマイナスだった。業種別では 自動車、生産用機械、電子部品・デバイスが低下した。乗用車や半導体製造装置、ショベル系掘削機械、半導体メモリー、固定コンデンサーなどが減少した。