Reuters
発行済 2023年03月29日 00:35
更新済 2023年03月29日 01:54
[ワシントン 28日 ロイター] - コンファレンス・ボード(CB)が28日発表した3月の米消費者信頼感指数は104.2と、前月の103.4から予想外に上昇した。ただ、雇用情勢を巡り幾分不安が増していることが明らかになった。
アナリスト予想は101.0だった。
CBの経済担当シニアディレクター、アタマン・オジルディリム氏は指数の上昇について「55歳以下の消費者と収入が5万ドル以上の世帯の見通し改善を反映した」と述べた。
しかし雇用情勢については、職が「十分」という回答の割合は減少し、「あまり豊富でない」の割合が増加した。
向こう1年間の期待インフレ率は6.3%と、前月の6.2%から上昇した。
今回の調査の締め切り日は20日で、米地銀2行の破綻から約10日後となっていた。
FWDBONDS(ニューヨーク)のチーフエコノミスト、クリストファー・ラプキー氏は「銀行破綻はその後は発生しておらず、消費者は銀行預金は当面は安全だと感じている」と指摘。「個人消費は昨年減速したものの、1年以上前から予測されている景気後退(リセッション)に備え、消費が手控えられているようには見えない」と述べた。
が書いた: Reuters
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