英GDP、2月は前月比横ばい スト響き予想下回る

Reuters

発行済 2023年04月13日 15:35

更新済 2023年04月13日 17:36

[ロンドン 13日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が13日発表した2月の国内総生産(GDP)は前月比横ばいだった。公務員によるストライキが響き、ロイターがまとめた市場予想(0.1%増)に届かなかった。

一方、1月GDPの前月比伸び率は当初発表の0.3%から0.4%に上方修正された。この修正により第1・四半期の景気後退(リセッション)入りには3月GDPが0.6%減となる必要があり、その可能性は低下した。

ONSによると、2月はサービス業が教員やその他の公共部門労働者のストによって0.1%縮小したが、経済の約6%を占める建設業が2.4%拡大した。1月は悪天候で特に新規の建設工事に支障が出たことや2月にメンテナンスや修繕の仕事が急増したことが建設部門回復の要因という。

ハント財務相は、2月のGDPは英経済の実態が想像以上に好調だったことを示すと述べた。